ステージをできるだけ短い時間で走ることが中心です。
レギュラリティラリーを
わかりやすく
レギュラリティラリーで競うのは、単純な速さではなく正確さです。ただし、正確さを測る方法はイベントごとに異なります。まず全体像を理解し、そのうえでEZ Rally Timerが使うPC、SPC、COの意味を見ていきましょう。
レギュラリティラリーとは
どんな競技か
レギュラリティラリーは、一般的なスピードラリーとは異なります。決められたルートを走り、目標時刻や指定平均速度に、どれだけ正確かつ安定して合わせられるかを競います。
たとえばFIAのヒストリック・レギュラリティラリーでは、決められた区間で指定平均速度を正確に維持できるかを競います。区間にはスタート、途中の計時ポイント、フィニッシュが含まれることがあります。一方、イベントによっては区間全体の平均速度ではなく、特定のラインを目標時刻どおりに通過できたかを採点します。
主催者が指定した時刻や平均速度へ正確に合わせることが中心です。
この違いは、FIAによるヒストリック・レギュラリティラリーの説明や、一般的なレギュラリティラリーの用語に基づいています。
レギュラリティに
共通の計時方式はない
PCやCOという用語を知る前に、まず理解しておきたい大切な点です。
平均速度方式
主催者が区間の平均速度を指定します。クルーは距離と経過時間を見ながら、指定されたペースに合わせます。途中や非公開の計時ポイントで確認される場合もあります。
目標時刻・精密計時方式
主催者が目標時刻や目標のタイミングを定め、実際の通過がどれだけ近かったかを採点します。
大切なポイント:あるラリーの用語が別のラリーでも同じ意味とは限りません。PC、CO、レギュラリティテスト、タイムコントロールなどの呼び方や運用はイベントによって異なります。EZ Rallyでは主催者の定義を最優先とします。
距離・速度・時間の
関係
基本的な関係はシンプルです。距離と指定平均速度がわかれば、目標時間を計算できます。
18.0km/hでは1秒に5m進むため、40mに必要な時間は8.00秒です。実際のラリーでは、必要な距離、速度、目標時間、計算表などがロードブックや主催者から示される場合があります。具体的な手順はイベントごとに異なります。
だからこそ、正確な距離計測と計時、そしてドライバーとコドラの明確な連携が重要になります。
PCでは何を
するのか
EZ Rally Timerが対応するPC方式では、決められたラインを目標の瞬間に通過します。目標と実際の通過との差が結果になります。
目標より0.20秒早く通過
目標時刻どおりに通過
目標より0.20秒遅く通過
クルーが行うこと
ラインへ近づくと、ドライバーは車速と位置を調整し、コドラは計時情報を確認します。EZ Rally Timerは、まだラインを通過していなければ0.0を過ぎてもカウントを続けます。表示が0.0になっただけで、実際のラインを通過したとは判断しません。
車が実際にPCラインを通過した瞬間にコドラがタップします。そのタップで通過結果を記録し、次のコントロールへ進みます。
PCではカウントダウン音がペース調整を助けます。最後の5秒、0秒のLINE、遅延時にはそれぞれ異なる音が鳴ります。LINE音は目標時刻を示すもので、ライン通過を検知する音ではありません。コドラは音とは別に、実際の通過でタップします。
EZ Rally Timerで使う
3つの用語
これらはEZ Rally Timerに登録できるコントロールの種類です。対応するラリーの流れを表すアプリ内の用語であり、世界中のレギュラリティラリーに共通する定義ではありません。
計時区間のスタート
SPCは、Timerに登録した一連の計時を開始するポイントです。実際のスタートでコドラがタップし、その後はDAYに登録した順番でコントロールを進みます。
精密計時ポイント
PCは精密計時ポイントとして扱います。Timerは目標までの相対時間を表示し、必要なら0秒を過ぎてもカウントを続けます。実際のライン通過でコドラがタップします。
時刻によるコントロール
COは目標時刻を使い、WINDOWまたはEXACTで設定します。WINDOWは標準60秒で競技規則に合わせて変更でき、EXACTは正確な目標時刻を使います。イベント日付と目標時刻を設定すると、海外へ移動してもイベント現地の時刻が保たれます。進入方法や記録方法は主催者の手順に従ってください。
同じラリーでも
役割は異なる
考え方: 「目標の瞬間にどれだけ近いか」
- 目標へ向けてカウントダウン
- 0秒を過ぎた遅れも表示
- 実際のライン通過でコドラがタップ
- 結果は±の時間差で表示
考え方: 「実際に何時に通過したか」
- 目標時刻をWINDOWまたはEXACTで設定
- WINDOWは標準60秒で、競技規則に合わせて変更可能
- カウントダウン音に頼らず、実際の通過でコドラがタップ
- 画面フラッシュと触覚でタップを確認
- 公式の競技規則と計時を常に優先
SPCからCOまで
順番に進む
以下は流れを示すための一例で、すべてのラリーに共通する規則ではありません。3種類のコントロールをTimerでどう組み合わせるかを示します。
SPC / PC / COをロードブック順に登録します。PCは時間・距離・平均速度を、COは目標時刻と計時方式を設定します。イベント日付と目標時刻は、現地のスケジュールに合わせてください。
ドライバーとコドラは
ひとつのチーム
道路・車・ライン
ドライバーは運転に集中します。道路上の位置、周囲の交通、速度、ブレーキ、実際のコントロールラインを確認し、運転中にEZ Rallyを操作してはいけません。
ロードブック・計時・タップ
コドラはロードブックと計時情報を管理し、ドライバーへ伝えます。イベント規則と現地法令で許される範囲でTimerを操作します。
アプリより先に
競技規則を読む
レギュラリティラリーは、多くの国、クラブ、選手権で発展してきました。正確さを競うという考え方は共通していますが、実施方法はひとつではありません。
FIAのヒストリック・レギュラリティでは、途中の計時ポイントを含む区間で指定平均速度を維持することが重視されます。一方で、既知の計時ライン、目標時刻テスト、非公開コントロール、TSD方式、地域独自の用語を使うイベントもあります。同じ用語でもイベントによって意味が異なる場合があります。
EZ Rallyをイベントに合わせて設定してください。イベントをアプリの用語へ無理に当てはめないでください。
競技が先、
ツールはその次
イベントの計時方式を理解したうえで、EZ Rally Timerは必要な情報をわかりやすい流れで表示します。
設定したPCの進行中
現在のコントロール、残り時間、距離、目標速度、現在速度、次のコントロールを1画面にまとめます。実際のライン通過を合図にコドラがタップします。
ラリーの前
イベント、DAY、コントロールを事前に準備し、競技中も迷わず操作できるようにします。
EZ Rally Timerを見る →
基本原則に
基づく説明
このガイドでは、レギュラリティラリーの一般的な考え方と、EZ Rally Timerが使うPC / SPC / COの用語を分けて説明しています。さらに詳しく知りたい場合は、一次資料や専門資料もご確認ください。
EZ RallyはFIAおよびRallyGuideとは関係ありません。外部資料は学習目的で紹介しており、参加するイベントの規則が常に優先されます。